
掌編小説 風に乗って を書きました。
お時間があるときにどうぞ。
風に乗って、どんどん舞い上がる。空の上はとても気持ちがいいだろうな。そんな想像を、子どもの頃から何度もしてきた。
春の午後、やわらかな風が頬をなでると、心までふっと軽くなる。見上げた空には、雲がゆっくりと流れていて、まるで誰かに導かれるように、迷いなく進んでいる。その姿に、自分の生き方を重ねることがある。力を入れて進もうとするほど、かえって苦しくなるのに、風に身をゆだねた瞬間、不思議と道はひらけていく。
冒頭部分より
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