今日の話はとても難しいです。それは言葉ではなかなか表現しにくい話です。
だから理解するには、言葉で理解するというよりも感覚で理解していくことが必要になります。
藤原先生や善亭ぶ生師匠の感覚を理解するためには、普段から「よかったね、よかったね、よかったね」を繰り返しておかないと難しいです。




はい、皆さまこんにちは。広島講談チャンネルの善亭ぶ生でございます。

今日も運を味方にする方法というテーマでしゃべっていきたいと思います。

今日のテーマでございます。

ずばり「時間と距離」の大切さというテーマでございます。これは前回「運を味方にする方法その28」にて、「楽と楽しみ」は正反対というおしゃべりをさせていただきました。

それをしゃべっている最中に思い出した話でございます。

時間と距離ということについて少しお話をしていきたいと思います。

以前、藤原先生に教えをうかがっているとき、「時間と距離」という話をされました。そのときに、富士山の話題が例え話として出てきました。

どういう話かというと、

「新幹線とか飛行機から見える富士山はどう思う?」と言われたんです。

「これは美しいですね」と答えたら、そうだね。

「なぜ美しいと思う」と言われたので、キョトンとした顔をしていたら、

「やっぱり間だな」と言われました。

「どういうことですか」と伺ったところ、つまり、それは「時間と距離」だといいました。

そこでまた問い直すと、

「それは日本一の富士山だから美しいなと思うだろ」

「絵葉書にもなっています。大変美しいです」

「それは、ある程度距離をもってみるから美しんだ」と。

実際、富士山を登ってごらん。石ころや空き缶やらたいへんに美しいとはいいがたい光景がそこには広がっている

だから、ある程度「距離と時間」をおいてみて「ああ、美しいな」ということが再認識できる。これは人間関係においても同じだよ。ということを言われました。

まあ、一番近い他人というと夫婦でございます。

普段、居て当たり前だと。社員でも同じです。居て当たり前だと。けれども、いざいなくなったり(するとどう思いますか?)。

もしくは距離が近すぎて見えないことがたくさんあるというのも夫婦であります。

だから「距離とか時間」、これを総じて「間」と申します。

落語でも「間」が大事だと、講釈でも「間」が大事だ。芸事には「間」が大事だということがあります。

間がないと間抜けになったり、そういうことになる。だから、何でも「距離と時間」というのが、何よりも大切だと。

富士山の美しさというのは、距離と時間があるからそのように感じるのだ、ということを今日は申し上げたいと思います。

落語の世界で名人といわれた。五代目の古今亭志ん生師匠がやっぱりあの方も大変苦労されて、名人になった方です。

けれども、あの方落語のフレーズの中で、「やい!おい!」と答えて五十年。これが本当の、「やい!おい!の松」でございますな、というフレーズがでてきます。

まあ、そういう境地に至るにはやはり時間というものが、大分かかっているわけでございます。

だから何事も間が大事だということで「時間と距離」というお話でございました。

この続きは次回申し上げたいと思います。

切がよろしいので今日は運を味方にする方法その中で「時間と距離」、間を持って暮らすという話でした。

どうも今日もご清聴いただき誠にありがとうございます。

※話言葉をわかりやすくするため変更してあります。
 ( )は話をわかりやすくするため言葉を補った部分です。