先ほどニュースを見ていたら、アルバイトのイタズラ動画を紹介していました。

○アルバイト不祥事のニュース
http://urx2.nu/QfZo


このニュースを見ていて、ふと思い出したことがあります。

それは、1990年後半から2000年はじめくらいまでに起こった工場における事故多発のニュースです。

この時期、景気は悪く、リストラが吹き荒れていたときでした。友人とも報道はされていないが、きっとベテランが辞めたことによるリスクに対する微妙な空気を読むことができずに発生したものに違いないと話をしたことを憶えています。

日本企業の今の様子を見たとき、どうもこの時から、従来の日本企業における経営側と雇用者側の間にある風の吹き方が変わったのではないでしょうか。

こうした背景が今回のイタズラ動画にもつながっていると私は考えています。

人は人であり商品ではありません。このことを経営側もしっかり考えないと、このようなアルバイトのイタズラ動画では済まない状況が生まれるのではないかと心配です。

昨今は、AIなどという言葉も出てきており、ますます経営側と雇用側の距離が広がりそうな雰囲気にもなってきています。

経営側はもう一度人と人のつながりという点に視点をおき、経営を考える必要があります。そうしないと経営にとって本当に大切なものを見失ってしまうような気がしています。

昨日の記事でも紹介した原田さんの言っている背景にも、同じようなことが言えるはずです。本当のイノベーションが起きるとき人の雇用がなくなるのではなく、人の雇用は増えるはずです。

○これから来る経済クライシス(バレンタインディ・クライシス)に備えよ!
http://1mentor.blog.jp/archives/36346980.html

そのことを忘れて合理化にばかり目を配り経営をすると、あとでとんでもないしっぺ返しが経営側にくるものと思われます。ご注意あれ。